工務店・ハウスメーカー

断熱戦争勃発?家の断熱について

ぐるお

今回は家の断熱について考えていきます。家の購入の決め手に断熱性能を重視する人も多く、大手ハウスメーカー中心に断熱性能向上に各社日々励んでいます。

どこに住んでるかによって話はまるで違う。

みなさんもお分かりかと思いますが、北海道在住の方と沖縄在住の方が、家の断熱について議論しても意見が合わないですよね?当然、国の断熱基準も違います。まずあなたのお住まいの地域がどの区分なのか把握しましょう。

このような感じで8地域に分類しています。私の感覚では6以上はそこまで断熱に金をかけなくても過ごせる。5以上は断熱重視の方がそう。3以上は命にかかわる。

Q値、C値、UA値??

外野

おい!なんで3つもあるんだよ!意味不明だぜ。

ぐるお

Q値、UA値が家の断熱性能。C値が家の気密値を示しています。正直複雑なので下記にポイントのみ記載しておきます。

各指標の計算

Q値:家の外面から熱が逃げる量÷延床面積

UA値:家の外面から熱が逃げる量÷家の外面の面積

C値:家隙間面積÷延床面積

いずれの数値も小さければ小さいほど高性能となる。

ポイント

Q値、C値は延床面積に左右されるため、延床面積が広いほうが見かけ数値が良くなる。Q値はある程度家の断熱性を見れるが、こちらも家のサイズや窓の数に影響するので一律基準とは言えない。

ハウスメーカーの表記数字はあくまでモデルケースでの数字で各メーカーによりモデル条件が違うケースがある。そのため単純比較は危険。また、実際の自身の家の数字がイコールではない。

ぐるお

あくまで「うちの会社、頑張ったらここまでできますよ!」という数字と思ってください。もちろん表記しているメーカーは断熱に力を入れているのは間違いはないですので、断熱重視の方は判断基準の一つにはなります。

断熱等級にだまされるな。

現在断熱等級は1~4の4等級あり、4が最高等級になります。そのため、住宅メーカーの営業によっては「うちは最高クラスの等級4相当ですので高断熱です。」という営業文句を言う人もいると思われます。

もちろん、等級1より4の方が良いのは間違いないのですが、そもそもの感覚のイメージギャップが発生する恐れがあります。

実際のレベルというのは、太平洋側の地域(上記6以上)で

等級1:築50年以上の古民家レベル。断熱の概念無し、めちゃ寒い。

等級2:築30年ごろの家レベル。初期の断熱材を少し入れる。安いグラスウール50㎜程度)→現在のレベルでは超ローコスト欠陥住宅レベル

等級3:築20年ごろの家レベル。安いグラスウールが100㎜程)窓は普通の1枚。床は発泡ボートが40㎜くらい入る。→ローコストレベル

等級4:現在の一般住宅の中級グレード。窓、ペアガラス採用。断熱材中級以上、(ウレタンフォーム、高性能グラスウール)屋根は断熱150㎜くらい。床も60㎜以上の発泡ボード。玄関ドアも断熱タイプの中級採用。→優良工務店の標準仕様 ここにペアのLOW‐Eガラスが標準ならなおさらGOOD

※上記はあくまでイメージです。実際は家の設計等により異なります。

ぐるお

上記のイメージになりますので。等級4レベル=安心できる最低限のレベルです。我が家もギリこれくらいですので、特別不満はないですが、冬は寒いし夏は暑いです。窓は結露もします。

今年はひとまず延期となりましたが、今後この等級4がこれから新築できる最低レベルになる可能性が高いです。(等級3だと建築申請が通らなくなる)そういう意味でも追々等級4クラスは当たり前となるでしょう。

なお、大手ハウスメーカーはトリプル樹脂サッシ、内外ダブル断熱など導入して等級とはレベルが違う戦いを繰り広げています。正直現在の技術では飽和に近い状況になりつつあり、戦いは拮抗し激化しています。

断熱性能を上げるには?

細かい製品の仕様については別ページで説明しますが、断熱効果を上げるには、①より高性能の断熱材を使う、②断熱材の厚みを増やす、③窓の高性能化④窓を減らす、となります。

もちろんすべてにお金をかけ、最高級仕様にできれば文句無しですが、実際はそうもいきません。そのため効率よくコスト分配する必要があります。

ひとまず、下記図を参照ください。

ぐるお

いかがでしょう?

外野

窓の影響がべらぼうに高いじゃねぇか!

ぐるお

大正解です。断熱にコストをかけるならまず「窓」を見直すことは重要です。

断熱の基本は窓です。もちろん他の場所をおろそかにしすぎるのも良くないですのでバランスも重要ですが、窓が低レベルですとどれだけ壁の断熱材を厚くしても満足いく家にはならないでしょう。

まとめ

・あなたの住んでいる地域から断熱の必要度合いを確認しましょう。

・UA値、Q値だけ鵜呑みせず、使われている、断熱材、窓の仕様を比較しましょう。

・断熱等級4は標準レベルです。

・断熱の基本は窓からです。

以上断熱の話でした。次回は「窓」について掘り下げて考察していきます。

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