工務店・ハウスメーカー

ZEH(ゼッチ)にする?ZEH+Rにする?

ぐるお

さて、今回はZEHについて解説していきます。ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で省エネと創エネ(自家発電)を差引きし、エネルギー収支ゼロを目指すという運動です。

外野

お、ということは月々電気代はゼロってことか!そりゃいいぜ!

ぐるお

それは必ずしもそうとは限りません。一次エネルギー換算で消費エネルギーを換算しており、実際の消費電力量と差が出ますし、そもそも消費エネルギー対象は照明、冷暖房、給湯、換気のみで他のエネルギーは換算していません。ただ、近年は各社やや過剰スペックになりつつありますので実収支の黒字化もざらではあります。

ZEHのポイント

①ZEH認証を取るには、ZEH認定ビルダーで建てる必要がある。

②キーポイントは太陽光の設置容量次第。

③ZEHにするにはお金がかかる。

④ZEHにも種類がある。

⑤ZEH導入補助金

①ZEH認証を取るには、ZEH認定ビルダーで建てる必要がある。

 ZEH認証を取るにはZEH認定のビルダーである必要があります。大手ハウスメーカーは当然のごとく取得していますが、地方工務店レベルにはまだまだ浸透していないのが現状です。よって、ZEH住宅を目指す場合は建築会社を選ぶ際ZEH認定ビルダーで絞りましょう。

ぐるお

見積検討は下記サイトからお願いします。

外野

こら、あからさまに広告挟むな!

②キーポイントは太陽光の設置容量次第。

実質黒字化を目指す場合、断熱性能をかなり上げても発電量が少なければプラスにはなりません。逆に言うと、少々断熱性能が悪くても、発電量を増やせば黒字化は可能です。

オール電化の場合、高断熱住宅で空調をあまり使用しないとしても、4人家族で大体年間15万円程(27円/kwhとすると5,555kwh)は必要になると思います。これを発電しようとすると、パネル容量は5kw程度必要です。ただ、現在売電価格<買電価格ですので収支黒字化には6kw程必要かと思います。

もちろん家庭により電気の使用量に差はありますので一概には言えませんが、黒字化には屋根の向き、形状、サイズを検討し、できるだけ効率的に最大量の太陽光パネルを乗せるようにしましょう。

ただし、ZEH認定のためには省エネ基準(通常より20%削減)をクリアする必要がありますのでこの条件を満たすレベルには設備面を強化する必要はあります。

③ZEHにするにはお金がかかる。

ZEHにするには、設備の高性能化、太陽光パネルの設置が基本必要になります。ざっくりですが、7万円~10万円/建坪ほどは必要になると思います。35坪で7万円とすると245万円。普通の家庭の光熱費を年間20万円としますと、12年ちょっとでは元が取れる計算ではありますが、10年以降はFITが終わり売電価格が一気に下がりますし、太陽光の発電量は年々ダウン、太陽光の設備(パワコン)の更新も必要な可能性もあり、正味15年くらいペイするのにかかるとは思います。

正直15年でペイできればやる価値ありですが、ここに蓄電池を導入したり、ハウスメーカーの提案で樹脂サッシなどの高価製品を導入すると、初期投資額がUPしていきますので、太陽光の容量が変わらないとすると回収年月は悪化していきます。つまり、ZEH成功のカギは太陽光の発電容量はなるべく確保しながら、できるだけ設備コストを抑えることです。

また、忘れてはいけないのは、ZEH申請手数料です。ハウスメーカーにもよりますが10~20万円程は通常取られます。(申請料無料というところもあるかもしれませんが、タダより怖いものは無いということで、どこかでその分徴収されています。)

なお、ZEHで蓄電池等の設備を導入する場合、補助金をもらうためには目標価格以下で導入することが必要です。そのため、蓄電池導入価格は実際より安く設定し、他でその分取り返している可能性があります。

④ZEHにも種類がある。

ZEHにはいろいろ種類があります。詳しくは他のサイト見ていただければと思います。ここでは簡単にイメージだけ。

普通のZEH :省エネ20%削減達成&エネルギー収支ゼロ

・Nearly ZEH(寒冷地)、ZEH Oriented(都会のちっちゃい土地):条件の厳しい土地向けZEHの緩和規格

ZEH+:省エネ25%削減にUPに加え、①断熱性能さらにUP、②HEMS(電気使用を細かく見れるモニター)③電気自動車、PHEV用充電設備のいずれか2個を導入

次世代ZEH+:ZEH+に①蓄電池②燃料電池(エネファーム)③V2H(EV車を蓄電池の代わりにするシステム)のいずれか1 個導入

ZEH+R:災害対策を強化したZEH+。蓄電池、燃料電池で停電時の電気の自家供給が可能。

ぐるお

ややこしいですね。まぁ太陽光のみで検討ならZEH、ZEH+、蓄電池も導入なら次世代ZEH+やZEH+Rが狙えるということです。

⑤ZEH導入補助金(2021年度)

補助金としてはZEHで60万円、ZEH+、次世代Z+で105万円、ZEH+Rで115万円の補助金がもらえます。また合わせて、蓄電池などの各設備には個別の補助金が若干出ます。(10-20万円程度)

なお、こちら年間の予算制限がありますので基本早い物勝ちです。予算は割とあるのでそこまで神経質にならなくてもよさそうですが、早いに越したことはありません。また、各設備のコストダウンの関係で年々低下傾向にはあります。(ただ、設備コストも下がるので実質はあまり損しない)

また、稀にですが、申請落選で獲得できないケースもあります。(おそらくハウスメーカーは安全を見て、やや過剰スペックを提案してくるので、ギリギリを狙わない限りは大丈夫かとは思います。)

ぐるおの見解

皆さんも感じている通り年々電気代は上がっておりますし、これからこのZEHが促進すればするほど、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」という形で全家庭に費用負担を強いていきます。賦課金ですが、今は3円/kwh程度ですが、これが5円、10円となってくると泣けますね。そういう意味では個人的には太陽光発電は導入をお勧めします。適正価格であれば十分元は取れるでしょう。元々ある程度家の断熱にお金をかける予定の方はZEH、ZEH+は補助金もありますので検討の価値ありです。その先、V2H、蓄電池等の設備は太陽光に比べるとまだ割高感は否めません。あとはエコ、安心(防災)、快適の部分でどのくらい出費を許容できるか次第です。(我が家はZEHではありませんが、太陽光+蓄電池は導入しました。)

ぐるお

ZEH自体は悪いことではないので、適正価格ビルダーの選択、補助金のフル活用をすればメリットは出せるとは思います。

以上、ZEHの話でした。

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